水族館で今年誕生したウミガメ3種の展示を開始!

2021年10月22日

沖縄美ら海水族館、ウミガメ館においてタイマイ、アオウミガメ、アカウミガメの繁殖に成功し、生まれた仔ガメの展示を開始しました

ウミガメ三種

(今年生まれの仔ガメたち。左からタイマイ、アオウミガメ、アカウミガメ。)
 

ウミガメ館では今年の4月30日からアカウミガメの産卵が始まり、続いて6月4日にはタイマイ、6月15日にはアオウミガメが産卵しました。7月22日にはアカウミガメの脱出(産卵巣から出てくること)がはじまり、その後8月28日までにアオウミガメとタイマイも脱出しました。

 

育成プール

水族館で繁殖した3種の仔ガメを同時にご覧いただけるのは沖縄美ら海水族館だけです。仔ガメたちを見にどうぞウミガメ館や、隣接する「ウミガメ育成プール」へお立ち寄りください。今しか見られない姿をご覧いただけます。
今年誕生したアカウミガメの父親は2003年にウミガメ館で誕生した個体です。ウミガメの雄の性成熟開始年齢を調べることは非常に難しく、飼育下で育てて確かめる方法が最も有効です。今回の結果は、アカウミガメの雄が18才で性成熟しはじめるという貴重な証拠となりました。

 

 

 

 

 

沖縄美ら海水族館では、今回の結果を科学的知見として報告するとともに、今後もウミガメ類の繁殖に取り組み、繁殖生態の解明や種の保存に貢献したいと考えています。