【ジンベエザメの豆知識】~それぞれを見分ける方法~

ジンベエザメにまつわるちょっとした知識を少しずつお話しする、そんなコーナーを作ってみました。
今日は第1回目、ジンベエザメの見分け方についてです。一見どれも同じように見えるジンベエザメですが、それぞれを見分ける(個体識別する)ことができます。もちろん、この地球上にいる全てのジンベエザメを識別できるのです。その方法はいたって簡単、ただ写真を撮るだけです。ただし、撮影する場所が予め決められています。下の写真をご覧ください。





これはジンベエザメのちょうど胸鰭より上の部分を真横から写した写真で、ここが個体識別に必要な部分です。白い斑点がいくつか並んでいるのが確認できると思います。上と下の写真は別々のジンベエザメを写していますが、斑点の数や位置が違う(個性がある)ことが分かります。この違いを利用してどの個体なのかを見分けることができます。
近年、会社などでは指紋や静脈などを使ってそれぞれの人を見分けてドアなどのロックを解除する技術も普及してきています。ジンベエザメの世界でも同じように斑点のパターンをコンピューターで認識させて個体を確認する方法が世界規模で使われています。一般のダイバーや研究者たちが、もし海でジンベエザメに遭遇した場合にこの部分を撮影し、いつ・どこで・誰が撮影したかをインターネット上に登録することで、データベース(記録簿)を作っています。誰でも参加ができる画期的なシステムで、今日会ったジンベエザメが以前どこで目撃されたのかなどを確認することができ(もちろん初めて記録された場合はできませんが・・・)、彼らがどのような場所を転々と泳いできたのかが分かる仕組みです。なかなかジンベエザメと遭遇する機会はないかもしれませんが、世界ではこんなことが行われている、といった豆知識でした。