【軽石がマイホーム!カルエボシ展示開始!!】

みなさん、はいさい!
この季節の沖縄は、海洋ゴミがたくさん漂着することに加え、最近では「軽石」の漂着も大きな問題となっています。


いつも通り、さくさくっと落ちているゴミを拾いつつ、流れ着いた軽石に目を向けると・・・


いましたよ。
軽石や流木など、軽いものに付着して海面を漂流している「カルエボシ」です。
最近、せっせせっせと海洋ゴミ拾いをしながら、このカルエボシを集めるのがマイブームとなっているのですが、ようやく展示するのに十分な数が集まりました!
という訳で、好評につき開催期間が延長となった「海のビックリすご技展」にて、カルエボシの展示を開始しましたよ!!



カルエボシは、エビやカニなどと同じ節足動物(せっそくどうぶつ)の仲間で、生まれた直後の幼生は、海中を漂うプランクトン生活を送ります。
幼生は海中を漂いながら軽石などの適当な基質を見つけると、なんと自らセメント物質を分泌して軽石などに付着して成長し、その後は付着物と共に海の表面を漂いながら、つる脚を使ってプランクトンをかき集め、食べています。

ちなみにこのカルエボシも、他の節足動物同様に脱皮をするので、展示水槽をよーーく観察すると「つる脚」の脱皮殻を見つけることもできますよ!

ぜひ探してみてくださいね。
カルエボシは、写真で見るよりも生きている様子を観察した方が格段におもしろい生き物なので、ぜひ水族館で観察してみてください!
海洋博公園・沖縄美ら海水族館公式インスタグラムでは、カルエボシの餌を食べる姿なども公開していますので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね♪
 
  • 海洋博公園・沖縄美ら海水族館公式Facebook
  • 沖縄美ら海水族館