【大きな一歩】

当館では、28年飼育中の全長8.8mのオスのジンベエザメ「ジンタ」を長期にわたり研究した結果、形態や生理的変化を経て2012年に性成熟に達したことを確認しました。



さらに2018年からは、たびたび画像のようにシートに向かい、ひっくり返って噛むような行動が観察されるようになりました。


一般にサメ類は、交尾のときにオスがメスの鰭に噛みつくことが知られていますが、今回の行動も繁殖行動の一環であると考えられます。
似たような行動は野外でも確認されており、調査船に向かってひっくり返って泳ぐ様子が報告されていますが、実際に噛みつくような行動が見られたのは当館が初めてです。

世界的にジンベエザメの生態研究は進んでいますが、繁殖に関する情報は殆どありません。当館では今後もジンベエザメの長期飼育や調査を通して、本種の繁殖生態解明に貢献したいと考えています。
明らかになった生態は、科学論文での発表やHPへの掲載、館内での展示などを通して皆様にお伝えしてまいります。
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