1. 美ら海生き物図鑑TOP
  2. ウチワフグ
  • 深海への旅 個水槽
  • 世界初
  • 人気者
  • 稀少度:★★★★

ウチワフグ

インド洋~西太平洋の水深150~300mに生息するフグの仲間。国内では琉球列島などに生息する。本種は身の危険が迫った時に腹膜を“うちわ状”に広げることが知られている。当館でも、水槽内および野外での行動観察から、他の魚などが接近すると“うちわ”状の腹膜を広げる様子を観察することに成功した。この行動は、外敵に対して体全体を大きく見せる威嚇行動であると考えられる。腹膜の鱗には曲面を形成する微細な隆起があり、下方の隆起がその上方の隆起の曲面の中に連続的に収まることにより、腹膜全体を閉じることができる。また、これまでウチワフグは「体をふくらませることはできない」と考えられてきたが、2023年のスミソニアン博物館らとの共同研究により、海水を飲み込んで腹部を膨らませることができると世界で初めて確認された。

学名 Triodon macropterus
英名 Threetooth puffer
沖縄名 - - -
中名 三齒魨

エリアガイド

キーワード検索

※生き物の名前は「カタカナ」で入力してください。「水深」「奄美」などのキーワードでも検索できます。