- 深層の海
- 繁殖賞受賞
- 稀少度:★★★★★
ヤスリヤドカリ
水深400-600付近で採取される、中型のヤドカリの仲間。眼柄(がんぺい)が、紅白のツートンカラーをしているのが特徴。甲はオレンジ色で、白い斑点が散在する。背負った貝殻にはイソギンチャクを付着させていることが多い。これにより、サメなどがいる水槽でも襲われることはほとんどない。当館では、2021年に本種の飼育下繁殖に世界で初めて成功した。ふ化幼生は、ゾエア期及びグラウコトエ期の2つの幼生期を経て、ふ化後約3ヵ月で稚ヤドカリへと変態することを確認した。稚ヤドカリは親と体色が若干異なり、頭胸甲が白色をしているのが特徴である。
学名 | Strigopagurus boreonotus |
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英名 | Hermit crab species |
沖縄名 | - - - |
中名 | - - - |
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