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  • 深海の小さな生き物
  • 日本初
  • 稀少度:★★★★

ダルマスナギンチャク

琉球大学との共同研究により、当館の予備水槽で飼育していた個体が日本初記録であることが明らかになり、平成28年に論文が発表された。ダルマスナギンチャクは、単体性のスナギンチャクの一種で、岩などに固着せず、砂底などに軽く体を突き刺すようにして生活する。ダルマスナギンチャク属はこれまでに、中央インド太平洋から台湾にかけて発見の記録があるが、日本国内での標本を基にした正確な同定は今回が初めての例となった。また2020年には、同じく琉球大学との共同研究により、これまで本属が報告されていた水深(35m以浅)を大きく超える、水深114m地点にまでダルマスナギンチャクが分布することを報告した。報告個体は、2019年に当館所有のROV調査により、沖縄県国頭郡今帰仁村の沖合で捕獲したものである。

学名 Sphenopus marsupialis
英名 - - -
沖縄名 - - -
中名 袋狀菟葵

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