- 深海の小さな生き物
- 日本初
- 稀少度:★★★★★
ユメゴカクヒトデ※現在展示は行っておりません
2009年に、沖縄本島北部沖の水深142mから、当館所有のROV(小型の無人潜水艇)を用いて採取した個体が、日本初記録として報告された。本種はこれまで、フィリピン諸島、西オーストラリア、ニューカレドニア島近海域からわずかな標本が知られるのみであり、今回の発見は、本種の本邦における初記録となるばかりでなく、既知分布域の北限を大きく更新することとなった。ゴカクヒトデの名が示す通り、五角形の体を持つ。生時の体色は、反口側において橙桃色を基調とし、腕中部で赤橙色、腕末端部で橙色となる。
論文など:日本初記録のゴカクヒトデ類(棘皮動物門,海星綱,アカヒトデ目) Glyphodiscus perierctus ユメゴカクヒトデ(新称), 木暮陽一(日本海区水産研究所),金子篤史(沖縄美ら海水族館)
学名 | Glyphodiscus perierctus |
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英名 | Starfish species |
沖縄名 | - - - |
中名 | - - - |
飼育員のコメント
沖縄美ら海水族館が所有するROV(小型の無人潜水艇)を使って、日本で初めて発見した珍しいヒトデの仲間です。