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  • 深層の海
  • 世界初
  • 稀少種
  • 稀少度:★★★★

ハナアマダイ

日本で5種確認されているアマダイ科の一種で、水深100~350m付近に生息する。本種は2012年に新種として報告されており沖縄県からのみ確かな記録があったが、2024年に奄美群島での生息が確認されたため、北限記録が更新された。一般的にアマダイの仲間は泥底に巣穴を掘ることが知られており、本種においても当館のROV調査において、泥底に開いた穴に身を隠す様子が観察されている。写真の個体は2019年に沖縄本島東部沖の水深約350mから採集された個体で、2020年1月に世界初展示個体として紹介された。

学名 Branchiostegus okinawaensis
英名 Okinawan tilefish
沖縄名 アマミー
中名 - - -

飼育員のコメント

写真の個体は、2019年に沖縄本島東部の沖合水深約350m付近の海底から採集しました。当館の調査で本種を採集したのは初めての事例です。採集した水深が深いため、水圧の変化による魚体への影響を考慮し、水族館で開発した加圧水槽で5日間の加圧・減圧治療を施し、世界初展示に成功しました。

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