アマダイ科の魚類は日本で5種が知られているが、本種は2012年に新種として報告された琉球列島固有種で、水深100~350m付近に生息する。一般的にアマダイの仲間は泥底に巣穴を掘ることが知られているが、本種においても泥底に開いた穴に身を隠す様子が、当館のROV調査により観察されている。
展示中の個体は、2019年に沖縄本島東部の沖合水深約350m付近の海底から採集しました。当館の調査で本種を採集したのは初めての事例です。採集した水深が深いため、水圧の変化による魚体への影響を考慮し、水族館で開発した加圧水槽で5日間の加圧・減圧治療を施し、世界初展示に成功しました。
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飼育員のコメント
展示中の個体は、2019年に沖縄本島東部の沖合水深約350m付近の海底から採集しました。当館の調査で本種を採集したのは初めての事例です。採集した水深が深いため、水圧の変化による魚体への影響を考慮し、水族館で開発した加圧水槽で5日間の加圧・減圧治療を施し、世界初展示に成功しました。