エンビアカタマガシラ

沖縄島以南、西部太平洋の熱帯域に分布する。近縁のアカタマガシラと混同されていたが、当館の研究により別種であることが判明した。沖縄では本種の方が生息数は少ないようで、アカタマガシラ100尾に1～2尾ほどの割合で混ざって漁獲される。アカタマガシラより尾鰭の先端がやや尖り、燕尾（エンビ）状を呈することが特徴。また、本種に青い光を照射すると尾鰭の縁が緑色に蛍光し、蛍光パターンの異なるアカタマガシラと容易に識別できる。