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  • 深海への旅 個水槽
  • 稀少度:★★★★★

カラクサシリス※現在展示は行っておりません

水深350m付近に生息する「タカツキカイメン」の内部を棲みかとする、ゴカイの一種。
頭部は一つであるが、尾部がどんどんと枝分かれしていき、唐草模様のような見た目となることから和名が付けられた。
世界中には2万種を超えるゴカイ類が知られるが、体が枝分かれする種は、本種を含め3種のみが報告されている。
本種の、尾部に向かって幾度も体が枝分かれしていく体制は、宿主であるカイメンの体内に体をめぐらせ、効率よく栄養を吸収し、繁殖を行うための適応であると考えられている。
本種に近縁な「キングギドラシリス」という種では、尾部に開口した肛門に繋がる消化管内に多数の繊毛が生えていることが確認されており、この多数の尾部から海水を取り込むことで効率よく栄養を吸収している可能性が示唆されている。
また、枝分かれした体からは、生殖巣が密集した繁殖用の個体が出芽し、成長すると親から離れて遊泳し、放精放卵を行うことで有性生殖を行う。


 

学名 Syllis ramosa
英名 - - -
沖縄名 - - -
中名 - - -

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