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  • 深海の小さな生き物
  • 世界初
  • 稀少度:★★★★★

リュウグウノゴテン

水深203-262m付近に生息するイソギンチャクの仲間。
ROV調査で石垣島周辺から発見された個体をもとに、2023年に新種として報告した。
和名「リュウグウノゴテン」は、本種の鮮やかな色彩が、赤い屋根瓦で覆われた沖縄の宮殿を連想させることより名付けた。
本種は、太平洋に生息する他の種に比べ大型となることや、触手の数が約96本と多いこと、時として触手の先が2つ、もしくは3つに分岐するなどの特徴を持つ。
当館のROV調査では、岩礁の陰や海綿動物の穴に身を隠すようにして生息する姿や、本種の周囲にジンケンエビ類が群がる様子を確認している。
触手先端球の刺胞サイズは平均86.1㎛と大きいことや、溶血性と考えられる毒を持つことなどから、隠れようと逃げ込んできた魚類などを捕食していると考えられる。

学名 Telmatactis profundigigantica
英名 Huge deep-sea andvakiid anemone
沖縄名 - - -
中名 - - -

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