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  • 日本初
  • 稀少度:★★★★★

ヒノマルクラゲ科の一種

当館が所有するROVにより、水深約230mで2025年6月に採集。
直径2㎝程度のクダクラゲ目に分類される希少種。

近縁のグループには珍しく底生性であり、体から数本の触手を伸ばして海底に体を固定している。
上部の気泡体と呼ばれる器官で浮力を得ており、内部が一酸化炭素で満たされているといわれている。
たくさんの個虫が集まってできた群体性の生物で個虫それぞれが各自の役割を果たし、
あたかもひとつの生物のように振舞っている。

2018年にROV調査で数回確認された後、しばらく発見されなかったが7年後の2025年に初めて採集に成功した。
本個体は同年6月18日に展示され、水槽内では気泡体を取り囲む泳鐘が激しく拍動し
遊泳する様子や、長く伸ばした触手を用いて動物プランクトンを摂食する様子が観察された。

学名 Rhodaliidae sp.
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