怪力の持ち主

皆さんハイサイ!

今日は、陸上で生活する最大の甲殻類である【ヤシガニ】を紹介したいと思います。


ヤシガニはオカヤドカリの仲間で、幼い時は貝殻を被っています。
大きくなると貝殻を捨てますが、硬い殻と大きなハサミで身を守ります。
記録によれば、最大で体重4kgに達するといわれています。この何とも言えない重圧感がヤシガニの醍醐味ですね!
 
また、現在展示している1.5㎏の雄のヤシガニのハサミの強さはなんと約150㎏!!!
そのため餌の入れ物をボロボロにされたことも…


このような怪力の持ち主ですが、成長はとても遅く、展示しているヤシガニの大きさになるまでは25年以上もかかります。

このようにゆっくりゆっくりと成長するので、いったん数が減ってしまうと、回復に長い年月がかかるため、
食用としての乱獲が進んだ熱帯域の島々では絶滅の危機に瀕している場合もあります…


実は、水族館の周りの海洋博公園内にもヤシガニが生息していて、
これは世界で最も北に生息する貴重な集団であることが分かり、2006年から生態調査を行なっています。

その結果、甲羅の模様は脱皮をしても変わらず、それによって個体識別が可能となりました。
その技術を利用して、成長や移動、生息数などの新たな知見を得ることができました。

こういった生態情報は、世界的規模で減少しているヤシガニ資源を守るための貴重な基礎情報となります。
今後もこの調査を継続することで、ヤシガニの保全、そして海洋博公園内のより良い環境を残せていけたらと思います。

ヤシガニは『水辺の生き物たち』というコーナーで展示しています。


夜行性なので昼間はじっとしています。昼間に動く姿を見る事ができた方はラッキーですよ。
是非観察してみて下さいね。