尾ビレで見分ける
- 2016年10月20日
- 展示生物
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今回は、沖縄美ら海水族館で展示している魚の中で、
外見で性別を見分けることができる種類を紹介したいと思います。
一般的に魚の雌雄を外見で見分けることは難しいのですが、
中には体の色やヒレの形、体の大きさなどで性別を見分けることのできる種類がいるんですよ。
今日はその中でも、尾ビレで見分ける魚に注目したいと思います!
まずは、沖縄の浅瀬で見かける定番の魚「ルリスズメダイ」です。
どちらも全く同じに見えますが、尾ビレに注目して観察してみると・・・
色が違うのがお分かりでしょうか?
ルリスズメダイの場合は、オス・メスで尾ビレの色が違っており、
しっかりと青い色をしていれば「オス」、透明であれば「メス」という風に見分けることができるんです。
続いてもう一種。
こちらは「ミヤコテングハギ」という魚です。
早速、尾ビレに注目して観察してみると・・・・。
色は全く同じですね。では形はどうでしょうか?
赤い○の場所にご注目。
ミヤコテングハギの場合は、オス・メスで尾ビレの形が少し違っており、
オスでは尾ビレの先端が糸状に長く伸び、メスは伸びない、という風に見分けることができるんです。
このように、ちょっとした外見の違いからオス・メスを見分けることができる魚もいますので、
水族館に来られた際には注意深く観察してみて下さいね。