ROVでの深海底調査
- 2017年03月28日
- ROVでの生物調査・採集
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さて、今日はROV(無人潜水艇)での深海調査で出会った生き物たちをご紹介します。
今回の映像は、今年の3月4日に行った深海調査、水深180-230mの様子です。
ひたすら砂泥底が広がる海底でしたが、そんなところにも生き物たちがひっそりと暮らしていましたよ。
まずは、海綿動物の仲間の「カイロウドウケツの一種」です。
画面中央に映っている、円筒形をした白っぽいものがカイロウドウケツです。
体の下端が泥の中に埋まっており、潮流などに流されないよう体を固定しています。
カイロウドウケツの内部は空洞になっているのですが、
その中には必ずドウケツエビという小さなエビが夫婦で暮らしています。
※ドウケツエビは美ら海生き物図鑑で紹介していますので、興味のある方はチェックしてくださいね
続いては、ベニツケダコという深場に生息するタコの仲間です。
ベニツケダコは当館でもたまに展示しており、わりと馴染み深い種類ですね。
ROVでカメラの映像に収めることができたのは、今回が初めてのことです。
飼育下では、大きな貝殻などの物陰に隠れていることが多いので、
自然下ではこのように何もないところにポツンといたのが驚きでした。
そして最後は「オオベニワモンヤドカリ」という小型のヤドカリの一種です。
体は比較的平べったく、イモガイ類の貝殻を好んで棲家にしています。
脚の縞模様がとても色鮮やかな種類で、私の好きなヤドカリのひとつです。
薄暗く、一見すると何もないように見える場所でしたが、
たくましく生き抜く深海生物たちに会うことができました。
また今回紹介した「カイロウドウケツの一種」は、
現在深海の小さな生き物のコーナーで「ドウケツエビ」とともに展示中です。
興味のある方はぜひ実物を見に水族館へいらしてください。
今回の映像は、今年の3月4日に行った深海調査、水深180-230mの様子です。
ひたすら砂泥底が広がる海底でしたが、そんなところにも生き物たちがひっそりと暮らしていましたよ。
まずは、海綿動物の仲間の「カイロウドウケツの一種」です。
画面中央に映っている、円筒形をした白っぽいものがカイロウドウケツです。
体の下端が泥の中に埋まっており、潮流などに流されないよう体を固定しています。
カイロウドウケツの内部は空洞になっているのですが、
その中には必ずドウケツエビという小さなエビが夫婦で暮らしています。
※ドウケツエビは美ら海生き物図鑑で紹介していますので、興味のある方はチェックしてくださいね
続いては、ベニツケダコという深場に生息するタコの仲間です。
ベニツケダコは当館でもたまに展示しており、わりと馴染み深い種類ですね。
ROVでカメラの映像に収めることができたのは、今回が初めてのことです。
飼育下では、大きな貝殻などの物陰に隠れていることが多いので、
自然下ではこのように何もないところにポツンといたのが驚きでした。
そして最後は「オオベニワモンヤドカリ」という小型のヤドカリの一種です。
体は比較的平べったく、イモガイ類の貝殻を好んで棲家にしています。
脚の縞模様がとても色鮮やかな種類で、私の好きなヤドカリのひとつです。
薄暗く、一見すると何もないように見える場所でしたが、
たくましく生き抜く深海生物たちに会うことができました。
また今回紹介した「カイロウドウケツの一種」は、
現在深海の小さな生き物のコーナーで「ドウケツエビ」とともに展示中です。
興味のある方はぜひ実物を見に水族館へいらしてください。