【水族館の裏側をご紹介!】

みなさん、はいさい!
今日から9月。一時に比べれば沖縄も少し涼しくなりました。
秋の気配を感じる今日この頃です。

さて、今日の主役は水族館生まれでタツノオトシゴの仲間の「クロウミウマ」。
タツノオトシゴはメスがオスのお腹にある袋状の育児嚢(いくじのう)に産卵します。
オスは育児嚢の中で卵を孵化させ、幼魚をそこで保護し、海に放出します。
何とも素敵なお父さんです(笑)


なので、育児嚢はオスにとってとても大切な器官なんです。
・・・が!下の写真の個体、その大事な育児嚢に空気が溜まってしまい、水中へ沈むことができなくなってしまいました。


このまま放っておくと、さらに体調を崩してしまいますので、溜まった空気を出す治療が必要です。
通常は育児嚢内に細いチューブを挿入し空気を出しやすい状態にして、生理食塩水で洗浄するのですが・・・。


上のレントゲン写真から分かるように、空気が入っているところ(赤矢印)が何ヶ所も分かれていますいますよね?
この空気、簡単には抜けません。
そんな時には、細い針で直接空気を抜いたり、体内の炭酸ガス産生を抑える薬を投薬することもあるんです。
もちろん、処置の時には個体の体調を考慮しながら、負担をかけないように行っています。

空気も無事に抜け、水槽底のサンゴにしっかり巻きつき、沈むことができるようになりました!


「クロウミウマ」はサンゴ礁への旅個水槽で展示しています。
ぜひ素敵なお父さんクロウミウマに会いに来て下さいね!


※生物の体調により、予告なく展示の中止・変更する可能性があります。予めご了承ください。