【念願のオキナエビス】

みなさん、はいさい!

8月末のROV(無人潜水艇)での深海調査で、かねてより見つけてみたいと思っていた深海生物に遭遇しました。
深海を代表する巻貝の一種「コシダカオキナエビス」です。


深海に生息しており入手が困難なこと、色彩が美しいことなどから、収集家に人気のある貝で、昔は高額で取り引きされていたことから、長者貝(ちょうじゃがい)とも呼ばれています。
美しい貝殻だけが脚光を浴びがちですが、その生態にも注目のポイントがあります。
オキナエビスを捕獲してみると・・・



白いモヤのようなものが出てきているのは分かるでしょうか?
オキナエビスの仲間は、身に危険が迫ると白い液を分泌して身を守ると言われています。
硬い貝殻に、身を守るための白い分泌物。備えあれば憂いなしですね。

今回捕獲したコシダカオキナエビスは、展示準備が整いましたら「深海の小さな生き物」コーナーに展示しますので、お楽しみに!
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