【深海を再現する】

みなさん、はいさい!
みなさんは、水族館で「生き物以外」をじっくり観察したことはあるでしょうか?
というわけで、本日は水槽レイアウトのお話を少し。

こちらは深海の小さな生き物コーナー。
沖縄美ら海水族館の中でも一番小さな水槽が15槽並んでおり、魅力的な深海生物たちを展示しているコーナーです。
ここで展示をしている深海生物の中には、無人潜水艇(以下、ROV)を使って、深海で暮らしている様子の撮影に成功したものもいます。

こちらのガンガゼの仲間も、そのひとつです。
水深200m付近の泥地に生息しており、海底がくぼんだ所で多く発見されています。
くぼみの部分には、浅海から流れ着いた海藻などがたまっていることが多く、どうやらそれを目当てにやってくるようですね。

さて、水族館を訪れた方には、できる限り自然な深海の様子を観察してもらいたいので、このようなROVの映像などをもとに、展示レイアウトをつくっていきます。
そして、今回作ってみたのがこちら。

深海の泥地にできた、くぼみの様子を再現してみました。
中央に置かれたオレンジ色の海綿や細長い海草は、レイアウトにもなりますが、ガンガゼの餌としても利用されます。
そして、水槽底にしかれた泥なのですが、これはしっかりと固めているのがポイントです!
深海を再現するのに欠かせない泥ですが、そのまま使うと、生き物が動いた時に泥が舞い上がってしまい、水槽内が観察できなくなってしまうということも・・・

また、泥を固めることで、巣穴などを自由な位置に作ることができるので、生き物を見やすい位置へ誘導できたりするんですよ。
水族館へお越しの際は、ぜひ生き物が暮らしている周りの環境にも注目してみてくださいね。