【水槽を傷つけたのは誰だ!】

みなさん、はいさい!
水仕事で手が荒れ、ボロボロになる季節がやってまいりました。
手がボロボロ、嫌ですね。
はい、ということで、今日は水族館の水槽がボロボロになってしまった事件を紹介します。
現場は、水族館最後のコーナーである「海のプラネタリウム」です。

ご覧のように、水槽のアクリルパネルが傷だらけ、ボロボロの状態です。
こんなことをするのは一体誰だ?!
ん?良く見ると傷は水槽の内側についているぞ・・・
ということは、水槽の生き物の仕業だな。
この水槽で展示している生き物は、1種類だけ。
犯人(犯魚)はマツカサウオに決定です。

アクリルパネルを傷つけた罪は重い、とは言え、マツカサウオに罪はありません。
なぜならマツカサウオは普通に泳いでいただけなのです。
あえて罪を課すのであれば、それは彼らの持つ屈強なウロコに対してでしょう。
名前の由来である「松かさ」、すなわち松ぼっくりのように分厚く硬いウロコが、アクリル面に触れただけで傷をつけてしまったのです。
マツカサウオは素早く泳ぐのは苦手ですが、この頑丈なウロコで外敵から身を守っている、というわけです。
ちなみにマツカサウオは、沖縄美ら海水族館で繁殖に成功した個体も展示していますよ。

幼魚の頃は黄色一色ではなく、体色に黒が占める割合が大きいのが特徴です(写真の個体は全長2㎝ほど)。
この個体も今では立派に育ち、みなさんの前に堂々とした頑丈ボディーをお披露目しています。
 
※今回傷のついたアクリルパネルは、あらかじめ傷防止用として二重に入れておいたものですのでご安心を。