【めんそーれ巣穴】

みなさん、はいさい!
いきなりですが・・・みなさんは、どんな布団で寝ていますか?
ベッドを使っている人や敷布団の人、ロフトで寝ている人もいると思います。
なんにせよ布団の中ってとても落ち着きますよね。
また、寝床以外にも皆さんにとって心落ち着く場所があると思います。
 
水族館にも隠れ家に身を潜めてくつろぐ生き物が多くいます。
深海コーナーだと、ハコエビがそうですね。

上の写真は、ROV(無人潜水艇)調査で観察された水深350mの様子です。
ハコエビが泥地に穴を掘って身を隠しています。
巣穴を掘ることは以前から図鑑などの情報で知っていたのですが、実際の様子を見たのはこれが初めてです!!


続いての写真は、水族館の「深層の海」水槽での様子です。
自然界での様子とそっくりですが、大きな違いは飼育員が作った巣穴を埋めているということです。
水槽で使っている砂は粒が大きく、ハコエビが穴を掘ったそばから崩れてしまい、うまく巣穴を作ることが出来ません。
 
ハコエビのためにも、水槽内の砂をすべて泥に入れ替えてあげられれば一番いいのでしょうが、泥は生物が少し動いただけでも舞い上がってしまい、すぐに水槽の中が見えなくなってしまうんですよね。
そこで、「ハコエビが安心して休める」&「水槽の中でも違和感がない」巣穴を目標に、巣穴を作成してみました。
 
ハコエビにもそれぞれ好みの大きさや場所があるようで、お気に入りの巣穴を見つけられるように水槽内の色んな場所に巣穴を埋めました。
 
苦労して作った甲斐もあり、ハコエビたちはそれぞれ自分のお気に入りの巣穴を見つけたようです!

2匹のハコエビが同時に入ってしまうほど大人気の巣穴もありました。
 
深海生物がどのように暮らしているのか、実際の深海に潜ってみることは難しいですが、今回のハコエビのように、色々な調査を通して観察できた結果を皆さんに紹介できるよう、これからも頑張っていきたいと思います。
 
ぜひ皆さんも、自然界と同じように巣穴に隠れているハコエビの姿を見に来てください!
 
ところで、今日ご紹介したハコエビ。
巣穴に隠れるだけではなく、音を出す生き物であることを知っていますか?
沖縄美ら海水族館公式You Tubeチャンネルではハコエビが音を出す貴重な様子を紹介しています!
そちらもあわせてぜひお楽しみください。
【音を出すハコエビ】