【マツカサウオ、本当に光ってる?】

みなさん、はいさい!
今日は、深海への旅エリア「海のプラネタリウム」コーナーに展示されているマツカサウオをご紹介します。



マツカサウオは、沖縄周辺では水深100-300m付近に生息しており、松ぼっくりのような姿が特徴の魚です。
「光る魚」としても有名で、色々な水族館で展示されていますが、実際に光る姿を見た人は少ないのではないでしょうか?
というのも、マツカサウオの発光は、マツカサウオ自体が光っているのではなく、下アゴの先端にある発光器に共生している発光バクテリアが光っていて、その光は非常に弱いのです。


人間の目でも光っていることは確認できるのですが、暗闇にしっかりと目を慣らしてからでないと分からないぐらい、本当に弱い光なのです。
かく言う私も、数えるほどしか見た記憶が無かったので、マツカサウオの貴重な発光の様子、頑張って撮影してみましたよ。

どうでしょう?
下アゴのあたりが、青白く光っているのが分かるでしょうか?
パッと目をひくような派手な光ではありませんが、夜間真っ暗な海で、餌となる生き物を照らしたり誘引したりするには十分なのでしょうね。
この貴重な発光の様子、当館の公式YouTubeで動画も紹介していますので、そちらも覗いてみてくださいね。
発光の様子だけではなく、マツカサウオが出す音(実は、音を出すこともできるんです!)も紹介していますよ。
 
公式YouTube→【意外にみんな見たことない!?マツカサウオの発光映像】
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