【比べてみよう!】

みなさん、はいさい!
今回は、「深海の小さな生き物」コーナーで展示しているハナギンチャク科の一種について紹介します!

こちらがハナギンチャク科の一種です。
普通のイソギンチャクと何が違うのだろう・・・?
初めはそう思ってしまうくらい見た目がイソギンチャクにそっくりですよね。
しかし実はイソギンチャクとは別の生き物なんです!
では何が違うのでしょうか?


左がイソギンチャク、右がハナギンチャクです。

体の根元に注目してみましょう!
左のイソギンチャクは岩にしっかりとくっついていますが、ハナギンチャクはどうでしょう、地面から生えているように見えませんか?
実はハナギンチャクの仲間は棲管(せいかん)と呼ばれる泥を粘液などで固めて作った巣穴の中に暮らしています。
そしてハナギンチャクはこの棲管の中を自由に移動することができ、身の危険を感じると棲管の中に素早く身を隠すんです!

とても面白い生態を持つハナギンチャクですが、実は採集してから1年もの間水族館の予備水槽で飼育をしてきました。
隠していたわけではありませんよ!!(汗)
ハナギンチャクの仲間は警戒心が強く、何かの気配を感じると、瞬時に隠れてしまうのです。
予備水槽で光や振動などの刺激に慣れてもらうことで、警戒心が強いハナギンチャクが隠れてしまうことなく、展示ができるようになりました。
みなさんもぜひ深海コーナーへ足を運び、イソギンチャクとハナギンチャクを見比べてみてください!
また面白い発見があるかもしれません。
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