【存在感も薄い??ウスハナフエダイ初登場】
みなさん、はいさい!深海生物担当の飼育員Mです。
今回ご紹介するのは、深海生物の「ウスハナフエダイ」です。以前の美ら海だより(10月22日投稿【世界初!!キマダラヒメダイ】)で紹介した、私がオススメする体色が鮮やかなハナフエダイにとても似ています。
ウスハナフエダイは、1911年にアメリカの研究者によって一度は新種として記載されましたが、後に近縁種であるハナフエダイと同種となりました。しかし、近年の詳細な調査により、2020年に再度別種として判別されました。ちなみに、これまでウスハナフエダイは琉球列島でしか発見報告が無く、生きている姿を見ることが出来るのは、当館だけなんです!!
それでは、ウスハナフエダイとハナフエダイを見比べていきましょう!!
ウスハナフエダイ
ハナフエダイ
見分けることはできましたか?写真で見ると違いがよく分かりますね!!
さて、ここからは2種の違いを詳しく探していきましょう!!
まずは、「生息場所」です。
ウスハナフエダイは、水深350m付近の「砂泥地」に生息していますが、ハナフエダイは350m付近の「岩礁域」に生息しています。生息しているところでも少し違いがあることがわかりますね!!
続いては、体色などに違いがあるか見てみましょう!!
ウスハナフエダイの模様は、全体的に薄い色をしていて背中の模様がはっきりしていませんが、ハナフエダイは、背中にとてもきれいな青色の模様がはっきりと出ています。
とてもよく似ていますが、じっくり見ると違う種類ということがわかりますね!
でも、本当によく似ていますよね…実際に海で見分けることが出来るか心配です…
実は、当館で飼育しているウスハナフエダイですが、我々飼育員も少し模様の薄いハナフエダイだと思っていました。ところがある日、魚に詳しいO飼育員が「ウスハナフエダイは飼育していないのですか?」ということで調べてみると、ウスハナフエダイが1尾だけ、混じっていることが分かりました。教えてもらわなかったら、気づかなかったかもしれません。名前の通り、存在感も薄いのかも・・・(笑)
深海生物についてはまだまだ分からないことが多いので、さらに勉強していきたいと思います!!
2種とも同じ水槽で展示していますので、ご来館になった際は「深海への旅個水槽」にてぜひ探してみてください。
※生物の状態によって、展示交換をする場合があります。ご了承ください。
今回ご紹介するのは、深海生物の「ウスハナフエダイ」です。以前の美ら海だより(10月22日投稿【世界初!!キマダラヒメダイ】)で紹介した、私がオススメする体色が鮮やかなハナフエダイにとても似ています。
ウスハナフエダイは、1911年にアメリカの研究者によって一度は新種として記載されましたが、後に近縁種であるハナフエダイと同種となりました。しかし、近年の詳細な調査により、2020年に再度別種として判別されました。ちなみに、これまでウスハナフエダイは琉球列島でしか発見報告が無く、生きている姿を見ることが出来るのは、当館だけなんです!!
それでは、ウスハナフエダイとハナフエダイを見比べていきましょう!!
ウスハナフエダイ
ハナフエダイ
見分けることはできましたか?写真で見ると違いがよく分かりますね!!
さて、ここからは2種の違いを詳しく探していきましょう!!
まずは、「生息場所」です。
ウスハナフエダイは、水深350m付近の「砂泥地」に生息していますが、ハナフエダイは350m付近の「岩礁域」に生息しています。生息しているところでも少し違いがあることがわかりますね!!
続いては、体色などに違いがあるか見てみましょう!!
ウスハナフエダイの模様は、全体的に薄い色をしていて背中の模様がはっきりしていませんが、ハナフエダイは、背中にとてもきれいな青色の模様がはっきりと出ています。
とてもよく似ていますが、じっくり見ると違う種類ということがわかりますね!
でも、本当によく似ていますよね…実際に海で見分けることが出来るか心配です…
実は、当館で飼育しているウスハナフエダイですが、我々飼育員も少し模様の薄いハナフエダイだと思っていました。ところがある日、魚に詳しいO飼育員が「ウスハナフエダイは飼育していないのですか?」ということで調べてみると、ウスハナフエダイが1尾だけ、混じっていることが分かりました。教えてもらわなかったら、気づかなかったかもしれません。名前の通り、存在感も薄いのかも・・・(笑)
深海生物についてはまだまだ分からないことが多いので、さらに勉強していきたいと思います!!
2種とも同じ水槽で展示していますので、ご来館になった際は「深海への旅個水槽」にてぜひ探してみてください。
※生物の状態によって、展示交換をする場合があります。ご了承ください。