【想像以上のごみが・・・】

  • 2022年04月26日
みなさん、はいさい!
沖縄では最近暑い日も増えてきて、半袖で過ごす日も出てきました。これから、皆さんも海に出かける機会が増えるかもしれませんね。
沖縄美ら海水族館では、毎年、環境保全の一環としてビーチクリーン(海岸清掃)を行っていますが、今年は海開きが近づいた3月後半のある晴れた日に行いました。
清掃を行ったこちらの海岸は、シーズンになるとウミガメが産卵にやって来る場所です!
 
ですが・・・

砂浜にはこのようにたくさんのごみが落ちていました。
想像していたよりも、多く落ちていたので驚きました・・・。
そして、昨年は無かった「軽石」が大量に砂浜に打ちあがっていました。
 
軽石の中をよく見ると、小さなプラスチックごみが沢山混ざっています。

軽石の中に紛れ込んでいたので、拾うのがとても大変でした・・・。

1時間ほどの作業の結果・・・たくさんのごみを回収しましたよ!

今回、ごみの中でも特に多かったプラスチックは、本来、海の中には無いものです。
人間の生活から出たプラスチックごみを、海で暮らしているウミガメがエサと間違えて食べてしまったり、釣り人が残した釣り糸が生き物の体に絡みついたりすることで、海の生き物に影響を及ぼしています。
また、大きなプラスチックが海に捨てられると、波風に洗われ段々小さくなって、やがては「マイクロプラスチック」と呼ばれるとても小さなかけらとして海の中を漂い続けます。それを小さな生き物が口にして、それを大きな生き物が食べて・・・という風に、徐々に色んな生き物の体内に溜まっていくという恐れもあります。
 
このような海洋ごみについて、水族館出口の展示スペースでは「海洋ゴミが与える生き物たちへの影響」「ごみはどこから来るのか?」というテーマでご紹介しています。



ご来館の際はそちらも是非ご覧下さい。
 
このような海洋ごみは1人1人の行動によって減らすことができます。
例えば、ゴミ箱以外にごみは捨てない、買い物の時にエコバックを使う、水筒を持ち歩くことで無駄に資源を使わないなど、環境に優しい選択をしていきたいですね!
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