【植物か動物か、それが問題だ】
- 2022年06月15日
- 展示生物, ROVでの生物調査・採集, 深海生物
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広い海の真っ只中、船上で何やら物思いにふける飼育員の姿が・・・
飼育員N(以下N)「ふわぁあ(あくびの音)。青い空、青い海、これぞ沖縄って感じだよねー」
飼育員S(以下S)「もう、Nさん!気持ちが良くてくつろぎたくなるのは分かりましたから、いい加減に手伝ってくださいよぅ。ROV(無人潜水艇)の調査はもう始まってるんですよ!」
N「ごめんごめん。ところで今日の海底は随分と明るいね。今回調査するのは、どのぐらいの水深なの?」
S「えーと・・・。ちょうど海底に到着したところですが、今回は水深90m付近ですね。」
N「この水深だと太陽の光が届いているから、ROVのライトを付けなくても十分明るいんだね。見渡す限り真っ青な世界だ。」
S「そうですねぇって….え?!なんだこれ?!!」
N「わぁ!これって絶対植物の双葉だよね?深い海の底でもこんな風に植物が育っているなんてビックリ!」
飼育員H(以下H先輩)「ちょっと待ちたまえ。植物だと決めつけるのは、少し早すぎやしないかい。」
N「あ、H先輩。今日は水族館にいるはずでは・・・」
H先輩「この生き物、かつて沖縄美ら海水族館で1度だけ展示されていた”コケムシ”の仲間ではないかな。」
N「コケムシ…ですか。苔って名前についているからには、やっぱり植物なんですよね?」
H先輩「いや、そうではないんだ。ただしっかりと実物を見ないことには詳しいことは言えないな。S君、こんな時のために準備していた”アレ”を使って採集にチャレンジしてくれないか。」
S「分かりました、例の“アレ”ですね!よーし、見ていてくださいよ!とりゃっ!!!」
S「ふぅーっ。まさか本当にこれを使う日が来るなんて思いもしませんでしたが、上手く採集できましたよ!」
H先輩「でかしたぞ、S君。これで役者がそろった。まずは採集した生き物のケアをしっかりとして、水族館で観察を進めよう。」
N,S (二人同時に)「はいっ!!」
秘密道具「こけ01」を使い、無事、コケムシ(?)の採集に成功した一行。
果たして、この生き物の正体は一体??
真相解明までしばし待たれよ。
飼育員N(以下N)「ふわぁあ(あくびの音)。青い空、青い海、これぞ沖縄って感じだよねー」
飼育員S(以下S)「もう、Nさん!気持ちが良くてくつろぎたくなるのは分かりましたから、いい加減に手伝ってくださいよぅ。ROV(無人潜水艇)の調査はもう始まってるんですよ!」
N「ごめんごめん。ところで今日の海底は随分と明るいね。今回調査するのは、どのぐらいの水深なの?」
S「えーと・・・。ちょうど海底に到着したところですが、今回は水深90m付近ですね。」
N「この水深だと太陽の光が届いているから、ROVのライトを付けなくても十分明るいんだね。見渡す限り真っ青な世界だ。」
S「そうですねぇって….え?!なんだこれ?!!」
N「わぁ!これって絶対植物の双葉だよね?深い海の底でもこんな風に植物が育っているなんてビックリ!」
飼育員H(以下H先輩)「ちょっと待ちたまえ。植物だと決めつけるのは、少し早すぎやしないかい。」
N「あ、H先輩。今日は水族館にいるはずでは・・・」
H先輩「この生き物、かつて沖縄美ら海水族館で1度だけ展示されていた”コケムシ”の仲間ではないかな。」
N「コケムシ…ですか。苔って名前についているからには、やっぱり植物なんですよね?」
H先輩「いや、そうではないんだ。ただしっかりと実物を見ないことには詳しいことは言えないな。S君、こんな時のために準備していた”アレ”を使って採集にチャレンジしてくれないか。」
S「分かりました、例の“アレ”ですね!よーし、見ていてくださいよ!とりゃっ!!!」
S「ふぅーっ。まさか本当にこれを使う日が来るなんて思いもしませんでしたが、上手く採集できましたよ!」
H先輩「でかしたぞ、S君。これで役者がそろった。まずは採集した生き物のケアをしっかりとして、水族館で観察を進めよう。」
N,S (二人同時に)「はいっ!!」
秘密道具「こけ01」を使い、無事、コケムシ(?)の採集に成功した一行。
果たして、この生き物の正体は一体??
真相解明までしばし待たれよ。