【すくすくフワフワ成長中です!】

みなさん、はいさい!!
深海生物担当のSです!
7月に入り、いよいよ夏本番ですね!
深海のアイドル「コトクラゲ」、今回その赤ちゃんが「深海の小さな生き物」コーナーに仲間入りしたので紹介します!
暑い日が続きますが、最後まで読んで、深海生物パワーで涼しい気持ちになってもらえたら嬉しいです!(笑)


上の写真は、今年(2022年)の5月に生まれた大きさ2㎜程のコトクラゲの赤ちゃんです。今回は約200匹が生まれました!


↑大人のコトクラゲ(約10㎝)
 
大人のコトクラゲと比べると、赤ちゃんはウサギの耳のような形ではなく、丸っこい形をしていますね。
そして、違うのは形だけではありません。その生活様式も全然違います!
大人のコトクラゲは海底の岩やサンゴなどにくっついて生活しますが、赤ちゃんの間は海の中を浮遊しながら生活するんです!!
海の中を浮遊しながら生活するのは生後2か月から3か月程度です。今後は体の形や生活の仕方が少しずつ大人に近づいていく時期になります。
これからの成長がとても楽しみです!
 
さて、下の写真を見ると赤ちゃんコトクラゲから立派な触手が伸びています!!




赤ちゃんの触手は、少なくとも体の10倍以上もの長さがあり、大人のコトクラゲと同じようにたくさんの獲物を捕らえられるよう、櫛(くし)状の形をしています。
この触手には粘着性があり、水中の小さな獲物をくっつけて捕まえます。
小さな体でも、大人に負けないくらい立派な触手ですよね!


展示中の赤ちゃんは触手を伸ばしていることが多いので、眼を凝らして、ぜひその形まで観察してみてください!
 
これから少しずつ大きくなっていくコトクラゲの赤ちゃんを、皆さんもぜひ見に来てください
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