【マンタの尾ビレに「トゲ」はある？？】

こんにちは！
今回は「黒潮の海」大水槽の中でも1、2の人気を争う“マンタ”の疑問について紹介したいと思います！
美ら海だよりでも度々紹介してきましたが、現在「黒潮の海」大水槽には通称マンタと呼ばれる大型のエイ「オニイトマキエイ」と「ナンヨウマンタ」を展示しています。


マンタには色々な特徴があるのですが、今回はお客様からも時々質問のある、“トゲ”に注目してみましょう！
エイといえば、鋭いトゲを持ち、刺さると大変！というイメージがあると思います。「黒潮の海」大水槽にも、「オグロオトメエイ」や「ヒョウモンオトメエイ」などのトゲを持つエイがいます。




そのため、水槽の底には時々こんなものが落ちています。

（飼育員の机の引き出しにもよく入っています笑)


これはエイのトゲ！周りには“返し”がついていて、指でなぞると引っ掛かります。こんなものが刺さったら・・・大けが必至ですね・・・こわい！
矢じりのようなトゲですが、実はマンタたちには…ついていません！！
オニイトマキエイとナンヨウマンタの尾びれを写した写真がこちら↓




オグロオトメエイ、ヒョウモンオトメエイのように尖ったトゲの先は見当たりませんね！
見た目にはわかりませんが、尾びれの付け根、少し丸く膨らんでいる部分にはトゲの痕跡があります。とても小さくなり、体外には突出していないのです。
「マンタにはトゲがない！」という豆知識、ぜひ話題にしてみてください！