【しましまのウニ 初登場☆】

みなさん、はいさい!!
今回は、深海エリアで展示を開始した「ベンテンウニ」を紹介しますよ~!
当館では記念すべき初展示の生き物です!
ROV(小型の無人潜水艇)の調査により、水深約200mで採集しました。

ベンテンウニは、赤と黄緑色のツートンカラーをした、派手な棘が特徴的です。
この棘の尖った先を敵に向け、身を守ることができます。
 
さてさて、ベンテンウニの体に近づいて細部をよ~く見てみましょう!

小さなマッチ棒のような見た目をしているこちらは、叉棘(さきょく)といいます。
先はピンセットのように物を摘まめるつくりになっていて、体を掃除するときなどに使います。


続いて、こちらはウニの体の下からたくさん生えている管足です。
管足は柔らかく、エビの触角のような感覚器官の役割や、ガス交換のための呼吸器官としての役割がありますよ。
 
ウニの体、いろいろ生えていますね! 
どれもそれぞれ大切な役割をもっています!!
 
最後に、ベンテンウニを横から見てみると、体の上の方と下の方で棘の長さが違います。

ウニの仲間では、体の上側は敵から狙われやすいため、身を守るために長い棘が多いと言われています。反対に、体の下側は短い棘が多いですね!海底で生活しているので、下側は敵に狙われにくいため短い棘が多いと考えられています。こちらは主に移動に使われますよ~!
 
今回紹介したベンテンウニは「深海の小さな生き物」コーナーで展示中です!

現在、殻の大きさは約1.5㎝と小さく、これからの成長が楽しみです☺
ぜひ色々な角度から観察してみてください!

※生物の状況により、予告なしに展示を中止・変更する場合があります。予めご了承ください。
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