発見!日本初記録種のヒトデ
- 2016年03月07日
- 展示生物
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沖縄美ら海水族館ではこのたび、日本初記録のヒトデ「オウサマツブハダヒトデ」を発見、記載論文を公表するとともに本種の展示を開始しています。
本種はこれまでインド洋北部~東部、インドネシアから報告はありましたが、日本では報告されていませんでした。
平成27年7月16日、沖縄県うるま市の漁業者より、金武湾の水深35mから正体不明のヒトデを採集したと連絡を受け、その後、ヒトデ類の分類を専門とする小暮陽一博士(国立研究開発法人水産総合研究センター 日本海区水産研究所)との共同研究により、日本にも生息していることが初めて分かったのです!
体表面が顆粒や小突起で覆われる特徴などから「ツブハダヒトデ属」とし、学名の「regalis」がラテン語で「王」を意味することから「オウサマツブハダヒトデ」と名付けました。
オウサマツブハダヒトデは、沖縄美ら海水族館「サンゴ礁への旅 個水槽」にて展示中です。展示は今月末までを予定していますので、興味のある方はぜひ貴重なヒトデを観察しに来てくださいね。
※生物の状況により期間前に展示を終了することがあります。予めご了承ください。