【ブドウみたいなミズタマサンゴ】

今日は、昼と夜とで全く違う姿になる「ミズタマサンゴ」を紹介します。
このサンゴは、表面が嚢胞(のうほう)と呼ばれる部分で覆われ、まるでブドウの房のような形をしたとてもユニークなサンゴです。この嚢胞が水玉に見えることから名前がつけられたようです。英語でもBubble coral(泡サンゴ)という名前がついているんですよ。

(明るい時間帯)

ミズタマサンゴは、明るい時間帯は嚢胞を広げているためブドウの房のようですが、夜は全く違う姿になります。
その写真がこちら↓


(夜の姿)

夜になるとイソギンチャクのような姿になります。これは、触手を伸ばして海中の小さな動物プランクトンを食べるためなんです。


(触手部分の拡大写真)

拡大してみると、触手がよくわかりますね。


(引っ込んだ姿)

更に身の危険を感じたりすると骨の間に引っ込みます。

サンゴはあまり動いていないように見えますが、このように一日を通して姿が変わるサンゴもいます。
ミズタマサンゴは、「サンゴの海」水槽で展示しています。水槽内では約70種類のサンゴを見ることができますので、お気に入りのサンゴをぜひ見つけてみて下さいね!




 
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