日本初記録 ダルマスナギンチャクを発見・展示!
- 2016年05月11日
- 展示生物
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沖縄美ら海水族館、「サンゴ礁への旅」コーナーにて、
日本で初めて発見された「ダルマスナギンチャク」を展示しました!
スナギンチャクとは、イソギンチャクやサンゴに近い動物で、
骨格がない代わりに体内に砂粒などを取り込むことから「スナギンチャク」と呼ばれます。
(砂粒を取り込まない種類もいるのですが・・・)
ほとんどのスナギンチャクは群体性(分裂して増えた仲間が一つの塊になって暮らす)で、
岩などに固着して生活するのですが、このダルマスナギンチャクは単体性で、なおかつ岩などに固着せず、
砂底などに軽く体を突き刺すようにして生活する、異端児ともいえるスナギンチャクなのです。
この差が分かるように、
ダルマスナギンチャクの横にはサンゴ礁域でよく見られるマメスナギンチャクの一種を展示してあります。
こちら(右側)は緑色の丸い粒が一匹ですが、ダルマスナギンチャク(左側)はこの大きな塊が一匹です。
その大きさ、形や生活の仕方が大きく違うことがわかると思います。
また、日中は触手を閉じていることが多いのですが、
夕方近くになると触手を伸ばし始め、朝と夕方で全く違う生き物のような印象を受けます。
展示中のダルマスナギンチャクは、水族館のある沖縄県本部町周辺の浅い砂礫底で採集されたもので、
2016年4月に琉球大学準教授ジェイムズ・ライマー博士と当水族館の職員らによって報告論文が出されました。
水族館での展示期間は、2016年5月9日~5月29日までを予定していますので、
興味のある方は是非この機会に美ら海水族館に足をお運びください。
※生物の都合により、予定より早く展示を終了する場合もあります。
日本で初めて発見された「ダルマスナギンチャク」を展示しました!
スナギンチャクとは、イソギンチャクやサンゴに近い動物で、
骨格がない代わりに体内に砂粒などを取り込むことから「スナギンチャク」と呼ばれます。
(砂粒を取り込まない種類もいるのですが・・・)
ほとんどのスナギンチャクは群体性(分裂して増えた仲間が一つの塊になって暮らす)で、
岩などに固着して生活するのですが、このダルマスナギンチャクは単体性で、なおかつ岩などに固着せず、
砂底などに軽く体を突き刺すようにして生活する、異端児ともいえるスナギンチャクなのです。
この差が分かるように、
ダルマスナギンチャクの横にはサンゴ礁域でよく見られるマメスナギンチャクの一種を展示してあります。
こちら(右側)は緑色の丸い粒が一匹ですが、ダルマスナギンチャク(左側)はこの大きな塊が一匹です。
その大きさ、形や生活の仕方が大きく違うことがわかると思います。
また、日中は触手を閉じていることが多いのですが、
夕方近くになると触手を伸ばし始め、朝と夕方で全く違う生き物のような印象を受けます。
展示中のダルマスナギンチャクは、水族館のある沖縄県本部町周辺の浅い砂礫底で採集されたもので、
2016年4月に琉球大学準教授ジェイムズ・ライマー博士と当水族館の職員らによって報告論文が出されました。
水族館での展示期間は、2016年5月9日~5月29日までを予定していますので、
興味のある方は是非この機会に美ら海水族館に足をお運びください。
※生物の都合により、予定より早く展示を終了する場合もあります。