シンカイヤドカリ展示
沖縄美ら海水族館、深海の小さな生き物のコーナーに、非常に珍しいヤドカリの仲間を展示開始しました。
その名も「アシボソシンカイヤドカリ」です。
名前に「シンカイ=深海」と付くように、非常に深い海底に生息するヤドカリの一種で、
今回は沖縄県の金武湾沖水深670mより採集されました。
当館の採集調査では、2009年に久米島で一度捕獲例があるだけで、今回が2度目の展示となります。
深海底から船に揚げた直後は、ぐったりとしており、ぴくりとも動かない状態でしたが、
冷たい海水で一晩休ませると何とか復活してくれました。
さて、ヤドカリと言うと、通常は貝殻の中に入って暮らしていますが、本種はスナギンチャクの仲間を宿にしています。
スナギンチャクを宿にすれば、ヤドカリの成長(脱皮をして成長します)に合わせてスナギンチャクも大きく成長するため、
新しい宿に引っ越しをせずとも良くなるのです。
深海底には、宿となる貝殻があまり落ちていないため、このような暮らしをしているのでしょうか?
まだまだ謎の多い深海の世界ですが、
このアシボソシンカイヤドカリ達を通じて、深海に思いを馳せる人たちが増えるといいなぁと思います。
その名も「アシボソシンカイヤドカリ」です。
名前に「シンカイ=深海」と付くように、非常に深い海底に生息するヤドカリの一種で、
今回は沖縄県の金武湾沖水深670mより採集されました。
当館の採集調査では、2009年に久米島で一度捕獲例があるだけで、今回が2度目の展示となります。
深海底から船に揚げた直後は、ぐったりとしており、ぴくりとも動かない状態でしたが、
冷たい海水で一晩休ませると何とか復活してくれました。
さて、ヤドカリと言うと、通常は貝殻の中に入って暮らしていますが、本種はスナギンチャクの仲間を宿にしています。
スナギンチャクを宿にすれば、ヤドカリの成長(脱皮をして成長します)に合わせてスナギンチャクも大きく成長するため、
新しい宿に引っ越しをせずとも良くなるのです。
深海底には、宿となる貝殻があまり落ちていないため、このような暮らしをしているのでしょうか?
まだまだ謎の多い深海の世界ですが、
このアシボソシンカイヤドカリ達を通じて、深海に思いを馳せる人たちが増えるといいなぁと思います。