【深海魚が続々登場】

みなさん、はいさい!
9月20日の「美ら海だより【展示交換】」で紹介した深海コーナーに、貴重かつ綺麗な魚たちが仲間入りしました!
まずは、背ビレと尾ビレの黄色を「月」、体の赤色を「太陽(日)」に見立てて名付けられたという「ツキヒハナダイ」。

水深200~300mの海底付近で群れを作り、行動しています。
減圧症に弱い種ですが、加圧治療を経て、当館初の展示に成功しました!
この魚が生きた状態で見られるなんてスゴイ!と、身内ながら興奮しています。

続いて、もう一種紹介するのが「ボロサクラダイ」。
名前に「ボロ」なんてついていますが、体色の美しさはピカイチ。
糸状に長く伸びた背ビレも印象的ですね!



水深300m付近の岩礁に暮らしていますが、群れを作らないため数があまり釣れないことや、
減圧症に弱いことなどの理由から、生かすのが非常に難しい魚です。
また、深場のハナダイの仲間は餌付けに苦労することが多く、生きて釣れたとしても、展示までもっていくのは
至難の業なのです。

今回ご紹介したツキヒハナダイとボロサクラダイ、生きた姿を地上で観察できるのは、おそらく当館だけではないでしょうか?
深海コーナーには、貴重な深海生物たちが「しれーっ」と展示されていますので、お見逃しなく!

*生物の状況により予告なく展示を終了することがあります。ご了承ください。
  • 海洋博公園・沖縄美ら海水族館公式Facebook
  • 沖縄美ら海水族館