【シンカイサンゴガニ再発見】

みなさん、はいさい!
お正月気分もすっかり抜けた1月10日、深海生物採集に出かけていたスタッフより、気になるLINEが届きました。

「ミハラハナダイ、ハタタテヒメ持ち帰り」
ふむふむ。
「カニも持ち帰ります」
カニ?

今日は釣り採集のはずだったけどなぁ・・・と不審に思いつつ生物搬入の準備。
採集組が水族館に到着して、持ち帰ったカニとやらを拝見。
ん、これはレアだ。
心当たりはあるけれど、万が一にも間違いがあると困るので、しっかり文献を確認。
大当たり。
沖縄美ら海水族館が2009年に採集し、新属新種として発表された「シンカイサンゴガニ」というカニでした。



新種として発表されて以来、このカニが発見されたのは今回が初めてのこと。
特に深海の生物は、新種として発表されて以来、一度も見つかっていない種がザラにいるのです。
話を聞くと、釣り針にひっかかってきたサンゴにカニが付いていたとのこと。
なんともラッキーな出来事です。
シンカイサンゴガニは、甲らの幅が5mmほどのとても小さな種類です。そのうえ、色が特別きれいなわけでもないのに、捨てずに持ち帰って来てくれたスタッフに感謝感謝♪
このシンカイサンゴガニ、実は私が初めて新種記載に関わった種で、いつかもう1度見つけたいなぁ...と、密かに思い続けていた種だけに喜びもひとしおです。
 
というわけで、早速「深海の小さな生き物コーナー」に怪しい小窓を設置しましたので、気になる方はぜひ覗いてみてくださいね。
本日より展示開始です。

ちなみに、こちらの水槽、当館の中では過去最小の展示水槽です。


どうか見やすい場所にいてくれますように(汗)
 
※生物の状況により、予告なく展示を終了することがあります。予めご了承ください。