【なにがなんやら】

みなさん、はいさい。
6月中頃に梅雨の晴れ間があったので、深海ROV調査に出てきましたよ。

海が穏やかな日の調査はホッとしますね。遠くに伊江島が見えています。
さて、今回はどんな生き物に出会えるでしょうか。

水深200m付近の砂泥底を探ります。

名前の分からないナマコの仲間


サガミトゲシャコかな?
初めて見ました。全長25cmぐらいはありそう。
ROVでは捕まえきれないので、今回は映像だけで我慢です(涙)。

そんな悔しい気持ちの中、調査を続けていると、おもしろい生き物を発見しましたよ!

海底に沈んだロープを良く見ると、いました!テヅルモヅルの仲間です!!


ROVにロープが絡んでしまうと大変なので、慎重に捕獲作業を行ないます。


生物を傷めないよう注意しつつ、10分ほどかけて無事に捕獲ケースに収容です。

後日、テヅルモヅルの研究者に尋ねたところ「ツルタコクモヒトデ」という名前のテヅルモヅルの仲間であることが分かりました。
「ツル」なのか「タコ」なのか「クモ」なのか「ヒトデ」なのか、はたまた「クモヒトデ」なのか?? 悩んでしまいますが「テヅルモヅル」という棘皮動物の一種なのです。
ツルタコクモヒトデの飼育は今回が初めてですので飼育方法を探りつつ、皆さんにお見せできるよう、展示の準備を進めていきますね。
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