【サンゴの苗作り体験~その後③~】

みなさん、はいさい!
沖縄は毎日暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
さて、3月に作成して約4ヶ月がたった苗サンゴたちの様子はどうでしょうか?



今年作成したハイスギミドリイシの苗サンゴは、6月7日投稿のだより「18年連続!」でもご紹介しましたが、他のサンゴたちと同様に産卵が確認されました。
一方、ミドリイシに比べてやや成長の遅いエダイボサンゴの苗も順調に土台を覆い始めているのがわかります。
これから日差しが一段と強くなる本格的な夏がやってくるので、まだまだ小さな苗たちの動向は油断できませんが、とりあえず順調に成長してくれているようで一安心といったところです。
 
さて今回は「サンゴの海」水槽でサンゴ(ミドリイシの仲間)の産卵があった頃、その裏で飼育員が夜な夜な行っていたお仕事をご紹介します。
それはサンゴの産卵の兆候を観察するお仕事です。

沖縄のサンゴの産卵は5,6月の大潮付近に行われることが多いことが認知されていますが、実はその正確な産卵の日にちの予測は難しく(いろいろな環境条件によって決定されると考えられています。)、この日に産むぞ!というのは産卵の数時間前にならないとわかりません。
そこで、飼育員は夜な夜な観察を行い、産卵の兆候をチェックしてそのときに備えます。
そして産卵が行われると、画像をとって記録に収めたり、採卵して予備水槽で受精させたりしています。

定着後のサンゴ


3歳のサンゴ

そのようにして、水族館で生まれたサンゴを育てていくことで、新たに自然の海から採らずにサンゴを増やしていくことができるメリットがあります。
 
ただそのサンゴが大きくなるまでは長い道のりですが・・・
2016年に採卵して、今年で3歳になったサンゴたちは大きさが約22cmになり、今年の6月中旬に産卵まで確認できました。そろそろ展示水槽へデビューする予定ですのでお楽しみに!
今年生まれのサンゴたちもやがては大きくなって「サンゴの海」水槽に展示できる日を目指して成長を見守っていきたいと思います。