【珍奇生物その5】

みなさん、はいさい!
深海コーナーで展示中の「珍奇生物」について、本日も張り切って紹介していきますよー。

まずは、とある生物を目いっぱい拡大して撮影してみました。
なんだか、SFの世界に登場してきそうな雰囲気で、非常にかっこいいですね。
半球形の物体から、長い針のようなものが出ている、この生物の正体は・・・


ヤミガンガゼ」です!
ガンガゼというと、浅い海に暮らしている代表的なウニの仲間ですが、本種はこのグループでは珍しく、深海に生息している種類です。
日本では鹿児島県からのみ発見されていた種類で、当館所有のROVで発見された個体を基に、今年3月に琉球列島からの初記録として報告されたばかりの種類なんですよ。
まだ和名が付いていなかったので、水深200mを越す薄暗い深海底、すなわち「闇」の中に暮らしている種類ということで、共同研究者と相談して「ヤミガンガゼ」と名付けました。


上から見ると、V字状の青紫色をしたラインが目立って、とても綺麗です。
ですが、綺麗なものには毒があるのが通例で、ガンガゼの仲間もトゲが刺さると激しく痛みますので、海で見かけた際はご注意ください。
細長いトゲは、中がスカスカの空洞になっているので折れやすく、刺されると体の中に残りやすいのです(汗)。
 
さてさて、ついでと言っては何ですが、同じ水槽に入っている「ノコギリウニ属の一種」も最近おもしろい現象が起きているので、ご紹介しておきますね。

こちらは「ヤミガンガゼ」とは反対に、太くてごついトゲが特徴のウニです。
トゲの表面がノコギリの刃のようにギザギザとしているところから、名前が付けられているのですが、そのトゲのうちの一本にある変化が・・・

幸せの四つ葉のクローバーならぬ、3股に分かれたトゲです!
今年8月に撮影した時には、このトゲはなかったので、どうやら最近になって枝分かれしたようです。
なぜこのような形になったのかは謎ですが、見つけると少しラッキーな気持ちになれますので、みなさんもぜひ探してみてください(笑)