【産みました!】

みなさん、はいさい!
今年もサンゴの一斉産卵の季節がやってきました。
沖縄の海でもいくつかサンゴの産卵が報告されていますが、沖縄美ら海水族館でも5月31日の22時30分ごろ、『サンゴの海』水槽でサンゴが産卵しました!
 
産卵したのはコエダミドリイシハイスギミドリイシです(写真はハイスギミドリイシです)。


みなさんは飼育員がどうしてこのような産卵の瞬間を撮影できるのか知っていますか?
実は多くのサンゴの仲間は産卵する前にもうすぐ産むよ!という合図をしてくれます(この状態をセッティングと言います)。
枝の部分を拡大するとこのような感じになります(上がセッティング中の枝で、下がセッティング前の枝です)。

このセッティングが確認できると、およそ1~2時間後にサンゴは産卵を始めるので飼育員は記録用のカメラや卵の採集器具などの道具を“セッティング”することができます。
今回はセッティングから約1時間半後、サンゴの産卵が始まりました。
写真に小さく映っているピンク色の粒一つ一つが、バンドルと呼ばれる卵と精子の詰まったカプセルで、これらが海面ではじけて散らばることで受精を行います。
 
枝の部分を拡大すると、

このように少しずつバンドルが枝の側面から徐々に押し出されていき、





最終的にサンゴの枝からバンドルが放出されます。
この放出を同じ種類のサンゴが同じ時刻に一斉に行うため、海中が多数のバンドルに覆われ、非常に神秘的な光景となります。
 
「サンゴの産卵は見たことがある」という方も、バンドル放出の瞬間をしっかり見たことのある方は意外といないのではないでしょうか。
 
ちなみに『サンゴの海』水槽での産卵の様子はYouTubeにて動画が配信されています。
公式YouTubeはこちら→「オープン以来19年連続!!サンゴの放卵放精を確認
 
また、今回の産卵で産まれたサンゴの赤ちゃん(プラヌラ幼生)は、現在サンゴ礁への旅個水槽エリア『サンゴ礁の小さな生き物』にて期間限定(1週間程度)で展示しています。
お見逃しなく!