【似ても似つかぬこの姿】

みなさん、はいさい！
早速ですがクイズです！
この写真に写っている生き物は一体何でしょうか？？
※ヒント：沖縄美ら海水族館の深海への旅エリアでお馴染みの生き物です♪

①


②


③


④


正解は・・・甲殻類の赤ちゃん（幼生）でした！！
①シマツノコシオリエビの幼生
②アカモンミノエビの幼生
③シマツノコシオリエビの幼生
④とある甲殻類の幼生（おそらくイボアシヤドカリ？）

シマツノコシオリエビ


アカモンミノエビ


イボアシヤドカリ

エビやカニなどの甲殻類の仲間は、実は親とまったく違う姿で生まれてくるものがほとんどなんですよ。
似ても似つかぬ姿をしているのが面白いですよね♪
甲殻類の幼生というのは何度も脱皮を繰り返し、形を変えながら成長していくのです（難しい言葉で「変態」と言います）。
 
シマツノコシオリエビの幼生が写真③に「変態」する前日のこと、
あれ、いつもより体が赤いぞ？
顕微鏡をのぞいてみると、脚の部分から見慣れないものが見えました。
これはいったい何でしょうか。



そう、「変態」する前の畳み込まれた脚だったんですね！
一回の脱皮でこんなに大きく姿が変わるのはとても興味深いです。

（脱皮した後のシマツノコシオリエビの幼生）
 
脱皮と「変態」は、エネルギーをたくさん使う命がけの行動です。
 
幼生たちが無事に親と同じ形になれるよう、より良い飼育環境を模索し、次の世代に命のバトンをつないでくれることを目指して頑張りたいと思います。