【コブシメ観察記録その2 やりました!】

みなさん、はいさい!
今日は、コブシメの続報をお届けします!
先日、交接が確認できたとお知らせしたのですが・・・
(美ら海だより3月14日投稿【コブシメ観察記録その1 決定的瞬間】)
なんと、3月初めに産卵も観察することができました!
わーい!!!ぱちぱち!


水槽を見てみると、明らかな人工物がいくつかありますね。
これはコブシメが卵を産み付けるための場所、人工の産卵床です。
コブシメは自然界では枝サンゴを産卵床とし、その隙間に卵を産み付けます。
その習性を利用し、隙間が多くある構造のものを産卵床として設置してみました。
 
すると・・・

見事コブシメが産卵を始めました!
メスのコブシメは卵を1粒1粒丁寧に産卵床の隙間に産み付けていきます。


丸いツヤツヤしているのが卵です。
大きさはピンポン玉よりも少し小さいくらいです。
弾力があり、隙間にぴったりと挟まっています。
このように狭い隙間に産み付けることによって他の生き物から卵を守っているんです。
 
水槽に設置している産卵床をよーく見てみると卵が産みつけられているので、ぜひ観察してみてくださいね!
 
水温にもよりますが、卵は1~2ヶ月ほどで孵化すると言われています。
小さなコブシメの赤ちゃんが生まれてくるのが、今から楽しみで仕方ないです!!!
 
では、今回はここまで!
また続報があればお知らせします!
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