【すご技生物~深海編~①コトクラゲ、豊作 その1】

みなさん、はいさい!
先日、念願のROV(無人潜水艇)操縦デビューを果たした飼育員Nです!
今回はみんなのアイドル!?コトクラゲをご紹介します♪
 
今年4月12日の美ら海だより【お久しぶりのコトクラゲ】で「今年はコトクラゲが多く見られそうな気がする」と予告したとおり、9月に行ったROV調査でたくさんのコトクラゲに出会いましたよ~!
今回、初操縦で(先輩方に助けられながらなんとか・・・)コトクラゲを採集しました!


コトクラゲは水深200-300m付近の岩やサンゴの仲間などに付着して生活しています。
とってもデリケートで、水槽移動のときもそーーーっとやさしーーーく扱うコトクラゲは、吸引装置を使用する際も、最小出力でやさしく採集します。




先輩は難なく、とぅるっと採集しているのですが、実際に自分でやってみると、想像以上に上手くいきません。
【難しいポイント】
①ROVが潮で流されるため、その場にとどまらないといけない。
②ROVとコトクラゲの距離感がよく分からない。
③少し移動しようとすると、海底の泥が巻き上がり視界不良に。そして見失う。
④コトクラゲを吸引装置の入口に持っていくのが難易度高い。
(付着しているもののどこをつかんで、どう持っていけばいいのか頭を使う)
などなど…
先輩からのアドバイスがあっても20分かかってしまいました…
(ちなみに先輩はものの1-2分でGET!すごい)
実際に操縦してみると、ROVで魚を採集ってどういうこと!?ってなります。
先輩の偉業はコチラ↓
2020年5月18日美ら海だより【キテレツ深海魚】
2021年9月24日美ら海だより【夢のまた夢】

そんなこんなで、どうにか採集したコトクラゲは現在、「深海への旅 個水槽」で展示中!
ハート?うさぎの耳?のようなキュートなフォルムと、バリエーション豊かな色合いがまるで宝石のようで、インスタ映え間違いなし♪


そして、コトクラゲは驚きの、ある「すご技」を持っているのです…!
その「すご技」とは…次回につづく!(もしくは「海のビックリすご技展」を見に来てね♪)
 
―――
2022年2月28日まで「海のビックリすご技展」開催中!
本企画展は、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の支援を受けて実施しています。


 
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