【すご技生物~深海編~③ハコエビ】

みなさん、はいさい!
深海生物担当のSです!
只今、わくわくアクアラボで「海のビックリすご技展」を絶賛開催中です!
すでにご存じの方も多いと思いますが、念には念をいれ、本日もしっかり宣伝して参りますのでお付き合いください!
海のビックリすご技展では、私もイベント準備中に初めて知った生物の生態がたくさんあったので、その驚きや感動を皆さんと共有できたら幸いです!!
前置きが長くなってしまいましたが、今回はすご技展でも1、2の人気を争うハコエビについて「触角」に注目しながら見ていきましょう!
 
ハコエビは水深200m~350mに生息するイセエビの仲間です。


初めに目を引くのはこちらの長い触角。長さと太さが重要なポイントです!

この触角を動かし、近くの餌や障害物に当てることで周りの状況を把握しています。

太く丈夫なため固いものに当たっても簡単に折れることはありませんね。
              
次に紹介する触角のポイントは“毛”です!
先ほど紹介した太い触角の内側には短い触角があり、その先端部分に毛が生えているのが確認できます。


そこを拡大して見ると・・・

これは嗅毛(きゅうもう)と呼ばれる感覚毛で、匂いを感じ取ることができます!
エビが匂いを感じるなんて想像しにくいですがハコエビをじっくり観察していると、この嗅毛のある触角をピクピクと動かし、周りの匂いを探る様子が見られますよ。
 
今回はハコエビの触覚について紹介しました。
すご技展では、さらに細かいハコエビの生態について紹介していますのでぜひご覧くださいね!
 
2022年2年28日まで「海のビックリすご技展」開催中!
本企画展は、船の科学館「海の学びミュージアムサポート」の支援を受けて実施しています。
 
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