【隠れ身の術！！】

みなさん、はいさい！深海生物の飼育員Sです。
本日は「深海の小さな生き物」コーナーに仲間入りした生き物たちを紹介しますよ！
 
まずはトウヨウホモラという小型のカニの仲間です。
5対目の脚がものを掴むための特殊な構造になっており、ものをつかむことができます。

そして背負ったカイメンやサンゴで身を隠します。
水槽内でも背負えるものはどんどん背負います！
 
新しい水槽でも、

ホヤを背負ったり・・・


カイメンを背負ったり・・・


小さな岩を背負ったり、水槽の中のあらゆるものを背負っています。
ある時は外れてしまった照明の吸盤や、前の日にあげた餌の残りを背負っていたこともありました（笑）
みなさんが水槽を覗いた際には今回紹介したものとは違ったものを背負っているかもしれません！
ぜひワクワクしながら観察してみてくださいね。
 
続いて紹介するのはエダツノガニです！

まさに「エダ」のような長い手足と立派な角が特徴的なクモガニ科の仲間です。
背中側にはたくさんの突起があり、ごつごつとしています。


さらによく見ると、甲らの表面にフジツボの仲間など、小さな生き物がくっついていますね。


体の形や色も岩にそっくりですが、さらに体の表面に小さな生き物を付着させることで、周りの風景にとけこみ、身を隠しています。
 
身を隠すのがとても上手で、まるでそれぞれ得意な術を持った忍者のような生き物たちですが、果たしてみなさんは見つけることが出来るでしょうか？
「深海の小さな生き物」コーナーに現われた忍者たちをみなさんもぜひ観察してみてくださいね！