【黒潮水槽マスターになりたいな!4】

皆さん、はいさい!
大水槽に潜っていると・・・面白い光景を目撃!
大きなサメたちが大集合して・・・何やら秘密の集会でも開いているようです!


近づいて撮影しても、逃げる様子はありません。

真ん中の個体が、両脇にほかの個体を抱え込んで、まるでボスみたい(笑)。
このサメは「オオテンジクザメ」といい、全長3mにもなります。
大水槽の隅やアクアルームの上でじっとしていることが多いサメです。
 
このアクアルーム、なぜかオオテンジクザメが集まるスポットになっていて、
いつでもゆっくりサメのお腹側を観察することが出来ます。
ちょっと裏側に注目してみると・・・

口元がよく見えますね。
口の前には鼻孔という鼻の穴と鼻ひげがあり、ここで匂いを感じ取ります。
このサメ、実はタコが大好きで、この口で狭いところにいるタコを吸って食べます。
その為、吸引力がかなり強い!!有名な掃除機を思い出します。
沖縄の方言ではタコクワヤー(タコ喰い屋)と呼ばれます。なんともユニークな名前ですよね!
アクアルームを通るときは、このアングルでタコを吸っている様子を観察出来たら面白いだろうな・・・と考えています。
 
もう一つ、裏側から見える部分に注目してみましょう!

頭の方に胸鰭、尾の方に腹鰭があります。
 
腹鰭に注目してほしいのですが、サメやエイたち、この腹鰭を見るとオスかメスかが分かるのです!
上の写真の個体はメス!
オスはこちら↓

オスには腹鰭の間にクラスパーという器官がついています。
腹鰭を見てみると一目瞭然ですね!
 
ちなみに「サメ博士の部屋」コーナーでは、オオテンジクザメの繁殖についても説明しているのでそちらもぜひご覧あれ!!
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