【水槽の隠れキャラ?】

皆さんが水槽を見るとき、どんなところに目を向けますか?
水槽の主役である、メインで紹介されている生き物に目を向ける方が多いかもしれませんね。ちなみに「メインで紹介」というのは、魚名板(生き物の名前を紹介している表示)に大きく名前を載せている生き物のことです。


実は、水槽内には魚名板に掲載していない生き物も展示されているということをご存じですか?「サンゴ礁への旅 個水槽」の「サンゴ礁の小さな生き物たち」というコーナーには、そんな生き物が多いのです。
今回はそんな隠れキャラのような存在をご紹介します。
 
こちらの水槽で紹介しているのは「クロウミウマ」というタツノオトシゴの仲間です。13匹のクロウミウマが「ミツデサボテングサ」という海藻に絡まっています。


そして隠れキャラのような存在は、こちら。

よく見ると海藻につかまっているエビがいます。「フシウデサンゴモエビ」といいます。甲羅の背面の一部や足にフサフサの毛が生えている、体長6~7cm程度の小さなエビです。
あまり動かず背景に同化しているため見つけにくく、お客様からも注目されにくい生き物です。しかし、体の模様や体色に個体差があったり、背面の毛がリーゼントのように見えるなど中々面白い姿をしています。
 
多くの水槽にこのような名脇役がいますので、ぜひ注目してみてくださいね。
今後も、このような隠れキャラをご紹介したいと思います。
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