アサヒガニの採集へ!

はいさい!飼育員のWです。
今回は展示生物採集の様子をお届けします。
 
アサヒガニ」という砂にもぐるカニの採集についてです。



地元の漁師さんの協力のもと、目的地に向かう船の上でまずは仕掛けの準備をしていきます。網が張られた仕掛けの中央に、餌のソデイカ(沖縄の方言で“セーイカ”)を取り付けています。



水深70m付近の採集ポイントに到着しました。
長さが1000m近くもあるロープに、間隔をあけながら餌を付けた仕掛けを取り付け、採集成功を願いつつ、海中に投入していきます。



仕掛けの両端には、写真のような目印となるブイを取り付けており、これで遠くから見ても仕掛けを発見できるようになっています。




仕掛けを回収するまでの数時間は、釣り採集も行いました。
釣りの仕掛けを落とすとすぐにアタリがあり、「シロタスキベラ」や「ソウシハギ(沖縄の方言で“センスルー”)」など多くの魚が採集できました。

そうこうしているうちに、仕掛けの回収が始まりました。
ロープを引き上げ、50個以上もある仕掛けを一つずつ回収していきます。
何も採れていない仕掛けが次々と上がる中・・・



立派なサイズの「アサヒガニ」が採集できました。

今回採集できたアサヒガニは、早速「サンゴ礁への旅 個水槽」で展示を開始しましたので、皆様もぜひ見に来てくださいね。
以上、飼育員Wでした。






 
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