• 2016年10月06日

人気の魚

沖縄美ら海水族館で展示している生き物の中で、最近人気上昇中の魚を紹介したいと思います。
青い体色が鮮やかな「ナンヨウハギ」です。
 


ナンヨウハギは、サンゴ礁の浅い海で暮らしているニザダイ科の一種で、藻類を主な餌にしています。好物である藻類を食べやすいよう、ナンヨウハギの歯は少し変わった形をしているんですよ。


写真はナンヨウハギの上の歯です。歯の縁にはたくさんの突起が並んでいます。
この突起と突起の間に餌となる藻類をひっかけて頭を軽く振ることで、藻類をうまくちぎり採ることができるんですよ。
 

また、ナンヨウハギは、尾柄部(びへいぶ)に鋭いトゲを隠し持っています。
普段は尾柄部にある溝に収まっているため目立ちませんが、
身の危険を感じると下写真のようにトゲを起こすことで、外敵から身を守ることができます。



きれいな魚ですが、このように危険なトゲを持っているので、うっかり手を出してケガをしないように注意しましょう。
 
※ナンヨウハギは現在「サンゴ礁への旅 個水槽」で展示中ですが、生き物の状態等により展示を取りやめる場合があります。
 
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