【時には命がけ】
- 2016年05月17日
- 展示生物
0

カニが襲われてるーーーー!!!
と思われた皆さん。違います。
ある日の朝、見回りをしていると「深海の小さな生き物」エリアのオオホモラ(カニの仲間)が脱皮を始めていました。
エビ・カニ類は脱皮にかなり体力を使うようで、上手く脱げずにそのまま死んでしまうことがあります。私もハラハラしながら見守っていたのですが、このオオホモラは2時間ほどで無事に脱皮を終えました。
ここで皆さんに1つ、間違え探し問題です。
脱ぎたてホヤホヤの脱皮殻と文字通り一皮むけたオオホモラ。
違っている所はどこでしょう!?

それでは正解。
実は無くなっていた脚が再生しています。

甲殻類は脚が無くなっても(ときには自分で切断することもあります…)、脱皮を繰り返すことで再生させることができるのです。
私も知識では知っていましたが、ここまで綺麗に、一気に再生するとはびっくりです。
生き物ってたくましいなと思った、オオホモラの脱皮でした。