トリガーのひみつ!

  • 2016年06月22日
みなさん、「トリガーフィッシュ」って聞いたことありますか?
 
卵のような体に頑丈なウロコ、
小さな口がキュートなモンガラカワハギの仲間は英語で「トリガーフィッシュ」と呼ばれています。

どこのあたりがトリガー(引き金)なのかというと、
太く大きなトゲでできている背びれの形からその名がついたと言われています。


このトゲのような背びれ、普段は寝かせて背中に密着させているのですが、
敵から逃げるときや眠るときは背びれを立てて岩などにひっかけます。

一度起きるとこのトゲ、簡単には動きません。
岩穴に隠れた後、引きずり出されないようにするのにも役立ちます。
 
内側はどうなっているのでしょう?
同じモンガラカワハギ科の骨格を見てみると…

まずは、背びれが寝ている普段の状態です。



太く丈夫なトゲが立ち上がりました。
しかしこれでは、反対側から力がかかると簡単に倒れてしまいそうですね。



そこでなんと下側にある小さなトゲが起き上がり、大きなトゲを固定する役割を果たします!


ちゃんと太い背びれの内側には小さなトゲが収まるための「くぼみ」までありますよ。



生き物の形、まるで予め設計されているかのように、
機能的にできていて不思議ですね。

次はどんな形を見てみようかな♪
 
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